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弔事なんでもガイド

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弔事イメージ弔事イメージ

「弔事(ちょうじ)」とは、通夜・葬儀・告別式・火葬といったお悔やみごとの一連の流れを指す言葉です。「弔」には「死者を弔う」という意味があるため、このように呼ばれています。遺族を訪ねてお悔みをいうことを「弔問(ちょうもん)」、また死者を弔い、遺族を慰めることを「弔慰(ちょうい)」と言います。
ここでは弔事についての基本的な知識とマナーをご紹介します。

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葬儀参列前に行うこと

香典の準備

香典は、故人との関係性によって包む金額が異なります。また、宗教や宗派によって香典袋(不祝儀袋)の表書に違いがあるほか、お金の包み方にもマナーがあるので、訃報を受けた後、通夜や葬儀の前にきちんと確認して準備しましょう。

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失敗しない「不祝儀」のマナー

供物・供花を贈る

故人の魂を慰めるために、霊前に供える品物や花を「供物(くもつ)」「供花(きょうか・くげ)と言います。供物は線香やロウソク、果物などが一般的で、供花は生花や花輪が一般的です。
供花・供物は、喪家の考えや斎場などの場所の事情によって辞退される場合もあるので、贈るときはまず喪家または葬儀社に確認しましょう。また「供物はたくさんあるから、供花にしてほしい」などの祭壇のバランスを考えた調整をお願いされることもあります。いまは様々なインターネット通販から供物・供花を手配することが可能ですが、そのようなサイトで独自に手配すると祭壇の飾りつけと合わないことも考えられるので、葬儀社に依頼したほうが良いでしょう。

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供花イメージ 供花イメージ

弔電を送る

やむをえない事情で通夜や葬儀に参列できない場合に、お悔みのメッセージを電報で送るのが「弔電(ちょうでん)」です。NTTなどの電話会社で取り扱っています。
また、葬儀に参加する場合でも、お付き合いの深さなどにより弔電を打つこともあります。

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メッセージボードイメージ
メッセージの書き方

弔電の文面は電話会社で用意している文例から選ぶこともできますし、自分で作った文章を送ることもできます。弔電には「死」「苦しみ」といった忌み言葉を使わないことがマナーなので、自分で文章を作成する場合はその点に気を付け、故人の冥福を祈る内容にしましょう。
弔電の宛名は喪主にし、喪主のお名前が分からない場合は、故人の名前にして「ご遺族様」とつけるとよいでしょう。差出人の名前はフルネームで、仕事関係の場合は会社名も明記します。

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届けるとき注意すること

弔電を手配するときは、事前に通夜や葬儀の場所や時間を確認し、配達日時を指定して送ります。斎場で儀式を行う場合は斎場に、火葬のみを行う直葬・火葬式の場合は喪主や親族が弔電を受け取れないこともあるので、故人や喪主の方の自宅に送る方法もあります。
基本的には通夜に間に合うように届けます。それが難しい場合は、遅くても葬儀・告別式の開始前には届くように手配しましょう。弔電は告別式で読み上げられるのが一般的です。

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通夜・葬儀・告別式でのマナー

参列するときの服装

通夜への弔問

弔事の「通夜」と「葬儀・告別式」は、どちらも故人の冥福を祈るものではありますが少し意味合いが違い、通夜は「故人を親族が夜通し偲ぶもの」、葬儀・告別式は「日中行われる宗教的な儀式」であるとされています。
通夜は儀式という位置づけではないこと、また急な訃報によって駆けつける場合もあるので、平服で参列しても良いとされています。ただし平服であっても、派手な服装は避けるのが基本で、地味なものが求められます。もちろん喪服でもかまいません。

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【男性の平服】

紺色やグレーなどのビジネススーツなど。ネクタイやシャツが派手な色柄でなければそのままでかまいませんが、色が目立つようであれば黒のネクタイ、白いシャツに変えるのが良いでしょう。

平服イメージ

【女性の平服】

黒や紺色などのスーツやワンピースなど、地味な色とデザインの服装が求められます。派手な色柄のものや、色は地味でも肌の露出が多い服装はやめましょう。キラキラしたアクセサリー類は外し、素足やサンダルもNGです。

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平服イメージ
葬儀・告別式への弔問

原則として喪服を着用します。

【男性の喪服】

ブラックスーツ(シングル、ダブル両方可)に礼装用の白いワイシャツ、無地の黒ネクタイが正式です。タイピンは着けません。靴と靴下も黒色で、光沢のないものを選びます。

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喪服イメージ

【女性の喪服】

黒いワンピースかフォーマルツーピース(原則として長袖)、黒いストッキングが正式です。靴やバックも黒色で、光沢のないものを選びます。靴は、つま先が丸いプレーントゥや少し角ばったスクエアトゥが基本で、ヒールは3~5cm程度、ハイヒールやブーツなどは避けるようにします。
宝石を身に着ける際は「涙」を表す宝石とされ、真珠や黒真珠は問題ないとされています。指輪は、結婚指輪や婚約指輪以外はつけないのが基本です。

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喪服イメージ

参列するときに持参するもの

仏式の葬儀に持参するものは、数珠、袱紗(ふくさ)、ハンカチなどです。数珠には男性用と女性用があり、宗派によって長さや色など細かな違いがありますが、葬儀の宗派に合わせる必要はなく、自分の宗派のものを使用して問題ありません。また仏教徒でなければ、持参しなくても大丈夫です。
お香典は袱紗に包んで持参するのがマナーです。急な参列で袱紗を持ち合わせていないときは、地味な小型の風呂敷か、白いハンカチに包んで持参しましょう。

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葬儀イメージ 葬儀イメージ

仏式の儀式とマナー

仏式のお通夜は、そもそも故人の親族や近しい人たちだけで行われる個人と過ごすこの世の最後の夜とされ、近親者がご遺体を葬る前夜に、線香やろうそくの火を一晩中絶やすことなく灯して自宅でおこなう故人をを偲ぶ「寝ずの番」が、本来のお通夜でした。現在一般的となっている葬儀前日の夕刻から2~3時間程度行うお通夜は、正確には「半通夜」となります。
現代社会では、マンションなどの集合住宅で生活する人が増えるなどの住環境の変化から、一連の葬儀は自宅ではなく、斎場で行うのが一般的となり、さらにお通夜を行わない「一日葬」というスタイルも行われるようになるなど、仏式の葬儀も変化してきています。

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関連情報はこちらお通夜/仏式

葬儀/仏式

お通夜イメージ お通夜イメージ
一般的な儀式の流れ
お通夜
  • ①弔問受付
  • ②遺族、親戚、関係者の入場後に開式
  • ③導師(僧侶)入場後に読経開始
  • ④遺族の焼香に続き、弔問客の焼香(お清め返礼品の直渡し)
  • ⑤弔問客に対する通夜振る舞い
  • ⑥導師(僧侶)が斎場を退場し、通夜振る舞いの席に
  • ⑦遺族一同が通夜振る舞いの席に移動し、おもてなしを行った後、謝辞を述べる
  • ⑧閉式解散
葬儀・告別式
  • ①受付開始(弔問受付)
  • ②遺族、親戚、関係者の入場後に開式
  • ③導師(僧侶)入場後に読経開始
  • ④遺族の焼香に続き、会葬者の焼香(お清め返礼品の直渡し)
  • ⑤読経終了後に導師(僧侶)退場
  • ⑥弔電朗読
  • ⑦葬儀終了
  • ⑧お別れ(棺に供花、供物及び故人の生前の愛用品などを棺に納める)
  • ⑨喪主の挨拶
  • ⑩出棺
焼香のマナー

仏教では弔事の儀式の際には、焼香を行います。焼香は故人との間柄が近い順番で行い、最初に喪主、次に親戚、友人、知人となります。焼香に対する考え方は宗派によって異なり、故人の冥福を祈るために手向けるという考え方がある一方で、浄土真宗では、焼香はあくまでも自分自身の心身を清めるためのものとしています。
焼香の行い方や回数も宗派によって違います。

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■焼香の行い方
右手の親指と人差し指、中指の3本の指で抹香をつまんで額に押し頂き、次に指をこすりながら香炉の中に落とします。この動作を1~3回繰り返します。回数は宗派によって異なります。

焼香イメージ
焼香イメージ
宗派 回数 焼香の行い方
浄土宗 1~3回 抹香を額の高さに掲げる
浄土真宗 本願寺派 1回 抹香を掲げず、そのまま香炉にくべる
真宗大谷派 2回 抹香を額の高さに掲げる
天台宗 1~3回 抹香を額の高さに掲げる
真言宗 3回 抹香を額の高さに掲げる
臨済宗 1回 抹香をそのまま香炉にくべる
曹洞宗 2回 最初の1回は抹香を額の高さに掲げ、2回目はそのまま香炉にくべる
日蓮宗 1~3回 抹香を額の高さに掲げる
通夜振る舞いのマナー

通夜振る舞いとは、通夜の後に設けられる食事会で、喪家が僧侶や弔問客に対する感謝の意を示し故人を偲ぶという意味があります。この席に誘われたら快く受けて、少しでも箸を付けるのが礼儀です。あまり長居はせず、30分から長くても1時間で退席します。

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神式の儀式とマナー

神道では死は穢れとされており、通夜や葬儀は神社では行われません。亡くなった人の魂は家と遺族を守る守護神となると考えられおり、死後50日目の「五十日祭」を終えた後に最後の審判を受けて、守護神として自宅の祖霊舎(神棚)に迎え入れます。
神式では、仏式の通夜に当たる儀式を「通夜祭」、仏式の葬儀・告別式に当たる儀式を「葬場祭」と言います。神式葬儀の特徴的な儀式は「手水の儀(ちょうずのぎ)」と、それに引き続いて行われる「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」で、玉串奉奠は仏式の焼香に当たるものと考えてよいでしょう。

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関連情報はこちらお通夜/神式

葬儀/神式

玉串イメージ
玉串イメージ
一般的な儀式の流れ
通夜祭
  • ①手水の儀
  • ②祭壇前に着席
  • ③神官が祭詞(さいし)や祭文(さいもん)を奉上
  • ④玉串奉奠
  • ⑤遷霊祭(せんれいさい/仏式の位牌に当たる霊璽(れいじ)に、故人の魂を遺体から移すための儀式)
  • ⑥遷霊の詞の奉上(遷霊祭は基本的に親族のみ)
  • ⑦直会(なおらい)の儀 (通夜祭後の会食で、行われない場合もあります)
葬儀祭
  • ①手水の儀
  • ②修祓の儀や奉幣
  • ③献饌の儀
  • ④誄詞奏上の後に弔辞の奉呈
  • ⑤玉串奉奠
神式の基本マナー

【手水の儀】

通夜祭、葬場祭の冒頭に行われる、身の穢れを清める儀式です。神官である「斎主」「祭員」、聖歌隊である「楽員」をはじめ喪主・親族などの参列者が行います。
■「手水の儀」の行い方
柄杓ですくった水を左手と右手にかけ、左の手のひらに水を注いでその水で口を軽くすすぎ、左手も清めます。

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手水イメージ
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【玉串奉奠】

神式で最も独特な儀式となるのが「玉串奉奠」です。故人の御霊を慰めるためのもので仏式の焼香と同じような意味合いを持つものですが、玉串奉奠は弔事だけでなく、慶事にも行われます。玉串とは、榊(さかき)の枝に、紙垂(しで)と呼ばれる邪気を払い清浄を表す白い紙を付けたもので、その玉串を祭壇に供える作法を「玉串奉奠」と言います。葬儀の場合、神職・喪主・遺族・親族・その他の参列者という順番で行うのが一般的です。

■玉串奉奠の行い方
(1)遺族と神官に一礼し、神官が差し出す玉串の根元を右手で持ち、葉を下から支えながら受け取ります。
(2)祭壇の前に進んで一礼し、玉串を時計回りに90°回転させて、根元が手前にくるようにします。
(3)左手を根元に、右手を葉先に添えて、左右の手を持ち替えます。
(4)玉串を時計回りに180°回して祭壇に供えてから、二拝(2回のお辞儀)し、忍び手(音を立てない拍手)を2回行い、最後に深く一礼します。

※神葬祭や五十日祭までの儀式で行う拍手は、パチパチと音を立てないように手を合わせる「忍び手」という作法で行います。
ただし神社によっては、(4)の忍び手の回数が4回の場合もあるので、葬儀社や祭主(さいしゅ)に確認するのもよいでしょう。

玉串奉奠

【玉串奉奠】

神式で最も独特な儀式となるのが「玉串奉奠」です。故人の御霊を慰めるためのもので仏式の焼香と同じような意味合いを持つものですが、玉串奉奠は弔事だけでなく、慶事にも行われます。玉串とは、榊(さかき)の枝に、紙垂(しで)と呼ばれる邪気を払い清浄を表す白い紙を付けたもので、その玉串を祭壇に供える作法を「玉串奉奠」と言います。葬儀の場合、神職・喪主・遺族・親族・その他の参列者という順番で行うのが一般的です。
■玉串奉奠の行い方
(1)遺族と神官に一礼し、神官が差し出す玉串の根元を右手で持ち、葉を下から支えながら受け取ります。
(2)祭壇の前に進んで一礼し、玉串を時計回りに90°回転させて、根元が手前にくるようにします。
(3)左手を根元に、右手を葉先に添えて、左右の手を持ち替えます。
(4)玉串を時計回りに180°回して祭壇に供えてから、二拝(2回のお辞儀)し、忍び手(音を立てない拍手)を2回行い、最後に深く一礼します。

※神葬祭や五十日祭までの儀式で行う拍手は、パチパチと音を立てないように手を合わせる「忍び手」という作法で行います。
ただし神社によっては、(4)の忍び手の回数が4回の場合もあるので、葬儀社や祭主(さいしゅ)に確認するのもよいでしょう。

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玉串奉奠

キリスト教式の儀式とマナー

キリスト教には様々な教派がありますが、2大教派と言えるのが「カトリック」と「プロテスタント」です。この2つは葬儀の内容にも明確な違いがあります。しかし、葬儀と告別式を同時に行うことや、献花をすること、聖書の朗読と祈りを中心に行われることなどは共通です。
キリスト教では、イギリスのスコットランド地方やアイルランド地方などでは通夜にあたる儀式をウェイク「wake」といい弔問という意味で、viewingやVisitationも同じ弔問や通夜と訳されます。日本でも行う場合もあります。カトリックでは「通夜の集い」、プロテスタントでは「前夜式」と言います。
カトリックでは死は終わりではなく始まりであるため、葬儀は神に故人の罪を謝罪して赦しを請い、永遠の命を授かるように祈る儀式です。プロテスタントでは、神に感謝し遺族を慰め、友人知人への告別をする儀式とされています。また、全ての人に終わりがあるとの考え方から、いずれ来る終わりに向けた備えを促す機会でもあると言われています。
葬儀は教会で行うのが基本ですが、斎場や自宅で行うこともあります。

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関連情報はこちらお通夜/キリスト教式

葬儀/キリスト教式

葬儀イメージ
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一般的な儀式の流れ
カトリックの
葬儀・告別式
  • ①開祭(教会主催)
  • ②言葉の典礼(聖書朗読、聖歌斉唱、神父の説教、お祈り)
  • ③感謝の典礼(故人が神に受け入れられるよう祈り、肉体と血になぞらえられるパンとぶどう酒を遺族が奉納。神父が神に感謝し祈る)
  • ④告別と葬送(遺族側が主催し弔辞、弔電紹介)
  • ⑤献花
  • ⑥告別式(遺族側の進行で故人の略歴紹介、遺族の献香・献花または焼香、弔辞・弔電の紹介、会葬者の献花など)
  • ⑦出棺(最後の対面、くぎ打ちの儀式、神父の出棺の祈り、聖書朗読、聖歌斉唱)

※カトリックでは故人を礼拝の対象とはしないため、遺影の写真やご遺体に手を合わせたり、拝んだりはしません。

プロテスタントの
葬儀・告別式
  • ①受付
  • ②奏楽
  • ③牧師入場後、聖書朗読
  • ④お祈り
  • ⑤説教
  • ⑥讃美歌斉唱後に牧師の説教
  • ⑦弔事・弔電紹介
  • ⑧祝祷(しゅくとう)
  • ⑨讃美歌斉唱
  • ⑩奏楽
  • ⑪告別式

※プロテスタントには多くの宗派があり、宗派によって儀式や葬儀の内容も様々です。そのため葬儀を行う際は、牧師や葬議社を交えた内容確認が必要です。

キリスト教の基本マナー

【祈り方】

キリスト教の儀式に参列してお祈りをするときは、両手の指を交互に組んで、握りしめる形をとって黙とうします。葬儀でのお祈りも故人との対話というより、神様との対話という意味合いで行われるものです。また両手を組む前に胸の前で十字架を描くのは主にカトリックで、プロテスタントでは行われていません。キリスト教以外の宗教信者の方は、指を組まずに手を合わせて黙とうしてもよいでしょう。
ちなみに仏教のお祈りスタイルである合掌は、右手は仏様、左手はいま生きている世界を表していて、両手のひらを合わせることで仏様と一体となって自分の身を清め、故人の極楽浄土への道を祈願する意味があります。

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祈りイメージ
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【献花の行い方】

キリスト教の一部の宗派では焼香を行うこともありますが、一般的には焼香の変わりに献花が行われます。手順は以下の通りです。
1.献花の順番が来たら祭壇に進み、ご遺族に一礼します。
2.花は右側に、茎は左側に来るようにして、係の人から花を両手で受け取ります。このとき、右の手のひらは上向き、左の手のひらは下向きにします。
3.両手で持ったまま献花台の前に進み、祭壇に向けて一礼します。花の根元が祭壇に向くように右に45°回して、献花台の上に置きます。

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その他の葬儀・お別れスタイルとマナー

その他の葬儀
お別れスタイルとマナー

これまで説明してきた一般的な葬儀スタイル以外で、ポピュラーなものを紹介します。

家族葬

大都市圏を中心に、家族葬や密葬を選ばれる様式が増えています。家族とごく親しい方のみで行う小規模な葬儀ですので、友人・知人、会社関係者などは参列できません。故人の生前の考えや喪主や親族の考えによっては、葬儀後の自宅への弔問もお断りする場合もありますので、伺う前に意向を確認するのがマナーです。

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家族葬イメージ
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生前葬

自身が主催して開くもので、人生においてお世話になった友人・知人を招待し、元気なうちにお別れを告げるのが生前葬です。 晩年を迎え、友人・知人などの社会的縁者との関係に区切りを付ける儀式で、家族や親族、交友関係に負担や気遣いをさせたくないと考えから、生前葬をされる方が多いようです。
主催者の招待として、会葬者からは一切お金を受け取らない形式や、一般的な葬儀のように香典を受け取る形式、1~2万円ほどの会費形式で行う場合など、内容や形式は様々なので、参列前に確認するのがよいでしょう。尚、香典を受け取るケースでも、生前葬の場合の香典袋の水引は「結切」、または無地系の封筒などで、表書を「御礼・お礼」としましょう。

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生前葬イメージ
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お別れ会・偲ぶ会

お別れ会・偲ぶ会は、一般的な葬儀後に日を改めて行われるもので、家族など親族が主催する場合、生前故人と親しかった友人、同僚、有志などが主催する場合などがあり、会の内容や形式は様々です。社葬の場合には取引先関係などを招く場合などが多く、会社が主催者で実施されます。故人が著名人などの場合、このような会を催すことが多くあります。

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お別れ会・偲ぶ会イメージ
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お悔みの言葉

葬儀に参列すると、受付あるいは通夜振る舞いの席などで、喪主や親族の方々に悔やみを述べる場面があります。お悔みの言葉は遺族が悲しみを深めないよう配慮して、心を込めて哀悼の意を伝えるものですが、宗教や宗派の死に対する考え方によって、かける言葉が異なりますので、注意しましょう。

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仏式のお悔みの言葉

「心よりお悔やみ申し上げます」「この度はご愁傷様でございます」「ご成仏をお祈りします」など。

神式のお悔みの言葉

「御霊のご平安をお祈りいたします」と言うのが一般的です。仏式でよく使う「心よりお悔やみ申し上げます」「この度はご愁傷様でございます」も使って問題ありませんが、「ご成仏をお祈りします」は、亡くなった人は仏様になるという仏教特有の考えに基づいているので、使わないよう気を付けましょう。

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キリスト教式のお悔みの言葉

キリスト教での死とは、「永遠の命を得て天国で新しい人生が始まる節目」を意味しています。決して不幸なものではないと捉えられているため、お悔やみの言葉はキリスト教の考えにそぐいません。遺族などに挨拶する際にはお悔やみは言わず、「この度はお知らせいただき、おそれいります」「安らかに眠られますようにお祈りいたします」といった言葉をかけるのが一般的です。

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贈り物の基礎知識

のし紙・掛紙 マナーガイド

失敗しない「ご祝儀」のマナー

失敗しない「不祝儀」のマナー

暮らしに役立つマナー

手紙の書き方・送り方ガイド

神社&お寺での「お祈り」ガイド

弔事なんでもガイド

生活文化・しきたり百科

冠婚葬祭

年中行事

記念日・祝日

法人の行事・イベント

日本の祭祀・祭礼