年中行事
父の日(ちちのひ)
出典:IBC冠婚葬祭辞典
父の日(ちちのひ)は、父に感謝と敬意を表す日です。
日付や時期
6月の第3日曜日
由来・起源・制定
アメリカのドッド夫人が「母の日」に倣って、父親に感謝するために白いバラを贈ったのが始まりとされています。1909年にアメリカ・ワシントン州スポケーンのソノラ・スマート・ドッドが、男手ひとつで自分を育ててくれた父を讃えて、教会の牧師にお願いして父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われています。
1972年にアメリカ国民の祝日となりました。
行事や風習・慣習、季節に関する事項
子供から父親に日頃の感謝を込めて、プレゼントを贈るのが一般的です。
贈答品などについて
お酒やコーヒー・紅茶などの飲み物、銘菓や名産品などのグルメギフト、パジャマや甚平(注1)などの衣料、カタログギフト、マグカップなどの食器、アロマ・ハーブ、タオルなどが贈り物として人気です。由来である米国では、赤もしくは白のバラを贈ります。日本では、1981年に設立された日本ファーザーズ・デイ委員会が開催した「父の日黄色いリボンキャンペーン」がきっかけとなって、黄色いバラを贈る人もいます。
お金に関する事項
特に決まりはありませんが、父の日の贈り物の相場は、母の日と同様に3,000円~5,000円と言われています。
▼ 続きを読む返礼やお返しについて
身内からのプレゼントなので、一般的には返礼やお返しの必要はありません。
のし紙・掛紙の水引や表書について
アメリカから来た文化ですので、メッセージを添えたい場合は、カードに感謝の言葉をしたためるのが一般的です。お店によってはプレゼントにふさわしいデザインの掛紙を用意しているところもあります。。掛紙をかけた時には、「お父さんありがとう」などと記載し、自分の名前を表書の下に書きます。身内なので、名入は省いても問題ありません。
▼ 続きを読む脚注
(注1)甚平:男性あるいは子供が着る夏の和装のホームウエア。
贈り物の基礎知識
暮らしに役立つマナー
生活文化・しきたり百科
歴史から知る現代の冠婚葬祭マナー
冠婚葬祭WEBマナー辞典
- 贈り物の基礎知識
- のし紙・掛紙 マナーガイド
- 失敗しない「ご祝儀」のマナー
- 失敗しない「不祝儀」のマナー
- 暮らしに役立つマナー
- 手紙の書き方・送り方ガイド
- ・手紙の書き方
- ・手紙の送り方のマナー
- ・使えるビジネス文例集
- 神社&お寺での「お祈り」ガイド
- 弔事なんでもガイド
- ・喪家になったときの葬儀ガイド
- ・葬儀に参列するときのマナー
- ・「忌と喪」「法事と法要」について
- 生活文化・しきたり百科
- 冠婚葬祭
- 年中行事
- 記念日・祝日
- 法人のイベント・行事
- 日本の祭祀・祭礼