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記念日・祝日

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文化の日(ぶんかのひ)

出典:IBC冠婚葬祭辞典

文化の日とは、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨とした「国民の祝日」です。

日付や時期

11月3日

由来・起源・制定

1948(昭和23)年に公布・施行された祝日法(注1)によって、「文化の日」と定められました。
1946(昭和21)年11月3日は日本国憲法が公布された日であり、日本国憲法(注2)が平和と文化を重視していること。また明治天皇(注3)の誕生日にも当たり、明治期に天長節、昭和初期に明治節として祝日となっていた日であることにも由来すると言われています。

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行事や風習・慣習、季節に関する事項

文化の日には、皇居で文化勲章(注4)の親授式(注5)が行われます。海上自衛隊では、基地・一般港湾等に停泊している自衛艦において、満艦飾(注6)が行われます。この日を中心に、文化庁(注7)主催による芸術祭(注8)が開催され、博物館や美術館の中には入館料を無料にするなど、様々な催し物を開催する所もあります。

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のし紙・掛紙の水引や表書について

受章された方へのお祝いの品やお金には、のし付き赤白5本の「花結」の水引を選び、表書には「祝受賞」「御祝」などとします。魚介類を贈る際はのしを付けないので、包んでもらう際に御祝用と伝えて包んでもらいましょう。

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脚注

(注1)祝日法:国民の祝日を定めた日本の法律。正式名称は「国民の祝日に関する法律」。1948年7月に制定。
(注2)日本国憲法:現在の日本の国家形態および統治の組織・作用を規定している最高法規。
(注3)文化勲章:科学技術や芸術などの文化の発展や向上に、目覚ましい功績をあげた者に授与される日本の勲章の1つ。
(注4)親受式:天皇陛下がみずから勲章を授与される式典。
(注5)明治天皇:日本の第122代天皇。在位1867~1912年。討幕派に擁されて王政復古を実現するほか、統治権を総轄し,軍人勅諭・大日本帝国憲法・教育勅語などを制定した。
(注6)満艦飾:軍艦が祝祭日・記念日・式典等に際して祝意を表すために、艦首からマストを通して艦尾までの旗線に信号旗などの旗を連ねて掲揚して飾ること。
(注7)文化庁:文化に関する施策の総合的な推進並びに国際文化交流の振興及び博物館による社会教育の振興を図るとともに、宗教に関する行政事務を適切に行うことを任務とする日本の行政機関の1つ。文部科学省の外局。
(注8)芸術祭:文化庁が主催して毎年秋に行われる芸術の祭典。

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