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敬老の日(けいろうのひ)

出典:IBC冠婚葬祭辞典

敬老の日とは、長年にわたり社会に貢献してきた高齢者を敬愛し、長寿を祝う日であり、広く国民が老人の福祉についての関心と理解を深め、かつ、高齢者が自らの生活の向上に努める意欲を高める日ことを目的とした「国民の祝日」です。

日付や時期

9月第3月曜日

由来・起源・制定

元々は「としよりの日」という名前で1954(昭和29)年に制定されましたが、もっといい呼び方にしようということで、1964(昭和39)年に「敬老の日」と改められました。 そして1966(昭和41)年に「国民の祝日法」(注1)が改正されたことに伴い、老人を敬愛し長寿を祝う「国民の祝日」となりました。現在では、9月の第3月曜日となっています。
1947(昭和22)年に兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)で「お年寄りを大切にし、お年寄りの知恵を生かした村作りをしよう」という考えから、「としよりの日」が提唱されたのが始まりです。
農閑期であり気候も良い9月15日を「としよりの日」と定めたその提唱は、1950(昭和25)年には兵庫県全体に広がり、次第に全国に広がっていきました。

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行事や風習・慣習、季節に関する事項

敬老の日の行事は、主に自治会、町内会や老人福祉施設などで行われています。 地域によっては、高齢者による踊りや音楽演奏などが披露されたり、子供たちとの交流を持つ会が開かれたりしています。

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贈答品などについて

家庭や親族間では、日頃の感謝の気持ちを込めて祖父や祖母にプレゼントを贈ることが一般的です。
人気が高い贈答品のトップは名入のお茶碗やコーヒーカップ、2番人気は洋菓子、3番人気は健康や安眠グッズ、4番はお花、5番は和菓子となっています。最近では、カタログギフトや食器、アロマ・ハーブ、化粧水、タオルなども良く贈られているようです。

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お金に関する事項

金額は3,000円から、高くても5,000円を目安にする人が多いようです。

返礼やお返しについて

身内のお祝いなので、一般的にはお返しは必要ありません。

のし紙・掛紙の水引や表書について

お祝いののし紙は「花結」で慶事用の赤白のものを使います。のし紙の表書は「祝 敬老の日」や「敬寿」と書くのが一般的です。名入には氏名を書きますが、名字だけでも問題ありません。家族一同で贈る場合は、名字の連名でも大丈夫です。

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脚注

(注1)国民の祝日法:国民の祝日を定めた日本の法律。正式名称は「国民の祝日に関する法律」。1948年7月に制定。

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