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下水道の日(げすいどうのひ)

出典:IBC冠婚葬祭辞典

下水道の日とは、1961(昭和36)年、著しく遅れている国内の下水道の全国的な普及(当時の普及率6 %)を図る必要があることから、それを全国にアピールするため、当時の下水道を所管していた建設省(現在の国土交通省)(注1)、厚生省(現在は環境省に所管変更)と日本下水道協会の前身団体が協議して「全国下水道促進デー」として始まった記念日です。

日付や時期

9月10日

由来・起源・制定

元々は1961(昭和36)年に建設省(現国土交通省)と厚生省(現環境省に所管変更)(注2)が、下水道の普及促進を目的として「全国下水道促進デー」として制定していましたが、2001(平成13)年に旧下水道法(明治33年法律第32号)制定100周年を記念して「下水道の日」と改称されました。9月10日という日付は、下水道の大きな役割の1つである「雨水の排除」を念頭に、台風シーズンとされる立春から数えて「二百十日(にひゃくとおか)」(注3)を過ぎた「二百二十日(にひゃくはつか)」(注4)が適当であるとされたことによるものです。

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行事や風習・慣習、季節に関する事項

9月10日を中心とした前後1週間の間、下水道事業者である地方公共団体による各種催しが全国各地で行われます。国土交通省が毎年開催する「いきいき下水道フェスティバル」において、国土交通大臣賞(いきいき下水道賞)の表彰を行っています。

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脚注

(注1)国土交通省:国土の総合的かつ体系的な利用・開発・保全、社会資本の整合的な整備、交通政策の推進、気象業務、および海上の安全や治安の確保に関することを所管する日本の行政機関の1つ。
(注2)環境省:環境の保全・整備、公害の防止、原子力安全政策を所管する日本の行政機関の1つ。2001年に環境庁から昇格。
(注3)二百十日:雑節の1つで、立春から210日目。台風の襲来が多く厄日とされる。
(注4)二百二十日:雑節の1つで、立春から220日目。二百十日と同じく、台風の襲来が多く厄日とされる。

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