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結婚記念日(けっこんきねんび)

出典:IBC冠婚葬祭辞典

結婚した日をお祝いする記念日です。一般論ですが、若い時には二人だけで、年を重ねたときには子供や孫も一緒にお祝いします。

日付や時期

一般的に入籍日と挙式日は異なる場合がほとんどですが、入籍日と挙式日のいずれかを結婚記念日とする夫婦が多いようです。

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由来・起源・制定

結婚記念日を祝う風習はドイツで始まったとされ、銀婚式(ぎんこんしき)は1624年、金婚式(きんこんしき)は1860年に最初に行われたと言われています。その後ヨーロッパ全体に広まりました。
日本で最初に行われた結婚記念式は、1894(明治27)年3月9日に行われた、明治天皇と皇后の「大婚25年祝典」とされ、それ以来、銀婚式、金婚式の習慣が一般にも広まりました。

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行事や風習・慣習、季節に関する事項

日本では結婚記念日に、夫から妻に、子や孫から夫婦に贈り物をしてお祝いします。夫婦の間では、毎年お祝することも多いようですが、子供や孫は、20周年以上の区切りの良い周年にお祝いするケースの方が多いようです。
欧米では結婚1周年の「紙婚式」に、ウエディングケーキの頭頂部を夫婦で食べる慣習があり、結婚式から1年間、冷凍庫などで保存するそうです。

【結婚記念日の名称】
様々な国で結婚記念日の周年ごとに名前(呼称)が付けられています。以下はイギリス式で、一部は日本でも一般化しています。昔はこの名称に含まれる言葉にちなんだものを贈るとされていました。
1周年:紙婚式
2周年:藁婚式、綿婚式
3周年:革婚式、糖果婚式、草婚式
4周年:花と果実婚式、(絹婚式、リンネル婚式)、皮婚式(皮革婚式)、書籍婚式
5周年:木婚式
6周年:鉄婚式
7周年:銅婚式
8周年:青銅婚式、ゴム婚式、電気器具婚式、めがね婚式
9周年:陶器婚式
10周年:アルミ婚式、錫婚式
11周年:鋼鉄婚式
12周年:絹婚式、亜麻婚式
13周年:レース婚式
14周年:象牙婚式
15周年:水晶婚式
20周年:磁器婚式、陶磁器婚式
25周年:銀婚式
30周年:真珠婚式
35周年:珊瑚婚式、翡翠婚式
40周年:ルビー婚式
45周年:サファイア婚式
50周年:金婚式
55周年:エメラルド婚式
60周年:ダイヤモンド婚式
65周年:碧玉婚式、ブルースターサファイア婚式[注釈 1]
70周年:プラチナ婚式

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贈答品などについて

夫から妻へ、日頃の感謝を込めて、記念の品を贈ることが一般的なようです。家族や近しい親族から夫婦へ贈り物をすることも多いです。
アクセサリー(ネックレスなど)、花・フラワーギフト、腕時計・ペアウォッチ、ケーキ、バッグなどの人気が高いそうです。ペアの食器やグラス、化粧水、カタログギフトなども最近贈られることが多くなりました。

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お金に関する事項

結婚記念日プレゼントの全体的な目安は、3,000円~3万円程度です。 夫から妻へ送る場合は少し高額なものを贈ることが多く、10年目・20年目といった区切りの年は、より高額になる傾向も見られます。結婚からの経過年数も参考に金額を決めると良いでしょう。

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返礼やお返しについて

基本的に返礼はしませんが、プレゼントをくれた子供や親類などに、夫婦からの気持ちとしてお返しをしても差し支えありません。

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のし紙・掛紙の水引や表書について

夫から妻へのプレゼントは、メッセージカードをつけると気持ちが伝わります。贈答品にのし紙・掛紙を付ける場合の水引の色は赤白の「花結」で、表書は「祝結婚記念日」などとします。単に「御祝」でも構いません。
子供や親類、友人、知人にお返しをする場合は表書を「内祝」とします。

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