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日本の祭祀・祭礼

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高岡御車山祭(たかおかみくるまやままつり)

出典:IBC冠婚葬祭辞典

高岡御車山祭は、富山県高岡市の高岡関野神社の春季例祭です。富山県内で最も古く、歴史のある山車(注1)(曳山)祭りです。7基の山車(御車山)が囃子(注2)とともに高岡の市街を巡行します。京都市の「京都祇園祭の山鉾行事」や岐阜県高山市の「高山祭の屋台行事」などと同じように、国の重要有形民俗文化財(注3)・無形民俗文化財(注4)の両方に指定されております。ユネスコの無形文化遺産(注5)にも登録されています。

日付や時期

5月1日

由来・起源・制定

高岡御車山は1588(天正16)年、豊臣秀吉が後陽成天皇(ごようぜいてんのう)を聚楽第(じゅらくだい)に迎え奉る際に使用した御所車を前田利家が拝領し、前田利長が1609(慶弔4)年に高岡城を築くに当たり、町民に与えたのが始まりと伝えられています。

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行事や風習・慣習、季節に関する事項

華やかな山車(やま)で、町中を練り回します。
御車山は御所車に鉾を立てた特殊なものです。高岡町民の心意気と財力に支えられ、高岡の金工、漆工、染織等の優れた工芸技術の装飾が山車の各部に施された格式の高いもので、日本でも屈指の豪華絢爛な山車です。
祭り前日の4月30日には「宵祭り」が行われます。

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お金に関する事項

また、お祭りの際に神社にお金やお供え物を納める場合、1,000円~1万円が目安だとされています。

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のし紙・掛紙の水引や表書について

お祭りの際に神社にお供え物を納める場合、のし紙の水引は赤白の「花結」で、表書きは「奉納」とするのが一般的です。名入には寄進をする人の氏名を水引の下段に入れます。お金を納める際のお金包みも同様とします。

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その他の事項(宗教に関する事など)

神社にお参りをする際は、まず鳥居で一礼し、参道の端を歩きます。手水舎で手と口、体の外と内を清めます。神前の賽銭箱の前まで来たら鈴を鳴らし、お賽銭を入れて二礼二拍手し、手を合わせてお祈りします。その後一礼して神前を離れ、鳥居をくぐって出た後、振り返って一礼します。

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脚注

(注1)山車(曳山)だし(ひきやま):日本で祭礼の際に引いたり担いだりする出し物の総称。
(注2)お囃子:笛・太鼓・鼓などの楽器を用いたり、歌唱によって拍子をとり、謡や能をはやしたてること。
(注3)重要有形民俗文化財:日本の文化財保護法において、無形の民俗文化財に用いられる衣服、器具、家屋その他の有形の民俗文化財のうち、特に重要なものとして国が指定したもの。
(注4)無形民俗文化財:各地で伝えられてきた祭りや様々な行事などの風俗慣習の中で伝承してきた民俗芸能(獅子舞、子供歌舞伎、稚児舞等)。
(注5)ユネスコ無形文化遺産:民俗文化財、ある集団の中で古くからある慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識、口承伝統などの無形文化財を保護対象とする国際連合教育科学文化機関の事業。

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