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日本の祭祀・祭礼

ホーム > 日本の祭祀・祭礼 > 遠州新居の手筒花火/静岡県湖西市新居町

遠州新居の手筒花火(えんしゅうあらいのてづつはなび)

出典:IBC冠婚葬祭辞典

遠州新居の手筒花火とは、静岡県湖西市の新居諏訪神社の祭礼で、奉納される手筒花火を打ち上げるお祭りです。手筒花火は、人が手に抱きかかえた筒から花火(火の粉)が勢いよく噴出する、手作りの花火です。

日付や時期

7月最終金曜、土曜日

由来・起源・制定

遠州新居の手筒花火は、江戸貞享年間(1684~1688年)には既に諏訪神社で行われていた祭礼に由来します。手筒花火の製作は、竹切りから梨粉(黒色火薬)詰めまで全て地元の人たちの手で行われ、伝統の技術やお囃子(注1)などが今に受け継がれています。

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行事や風習・慣習、季節に関する事項

2晩で約2,000本もの手筒花火、大筒、細工花火、揚げ花(打ち揚げ花火)などが奉納(注2)されます。笛、太鼓、ほら貝(注3)が鳴り響く中、一度に数十数本の手筒花火が乱立する勇壮な神事(注4)です。

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お金に関する事項

お祭りの祭、神社にお金やお供え物を納める場合、1,000円~1万円が目安だとされています。

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のし紙・掛紙の水引や表書について

お祭りの際に神社にお供え物を納める場合、のし紙の水引は赤白の「花結」で、表書きは「奉納」とするのが一般的です。名入には寄進をする人の氏名を水引の下段に入れます。お金を納める際のお金包みも同様とします。

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その他の事項(宗教に関する事など)

神社にお参りをする際は、まず鳥居で一礼し、参道の端を歩きます。手水舎で手と口、体の外と内を清めます。神前の賽銭箱の前まで来たら鈴を鳴らし、お賽銭を入れて二礼二拍手し、手を合わせてお祈りします。その後一礼して神前を離れ、鳥居をくぐって出た後、振り返って一礼します。

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脚注

(注1)お囃子:笛・太鼓・鼓などの楽器を用いたり、歌唱によって拍子をとり、謡や能をはやしたてること。
(注2)奉納:神仏に献上すること。
(注3)ほら貝:大型の巻貝の殻頂を切り,吹き口をつけて吹奏する楽器。
(注4)神事:神に関するまつりごと、儀式。

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