日本の祭祀・祭礼
御柱祭(おんばしらさい)
出典:IBC冠婚葬祭辞典
御柱祭とは、長野県諏訪地方で行われる祭であり、諏訪大社における最大の神事です。寅と申の年に行われる式年祭(注1)で、正式名称は「式年造営御柱大祭(しきねんぞうえいみはしらたいさい)」と言います。山から御柱として樅(もみ)の大木を16本(上社本宮・前宮、下社秋宮・春宮各4本)切り出し、長野県諏訪地方の各地区の氏子の分担で4箇所の各宮まで曳行して社殿の四方に建て、それらを神木とする勇ましく壮大な祭礼です。全国の諏訪神社や通称小宮と呼ばれる関連神社でも同様の祭が実施されます。
日付や時期
4月上旬~5月上旬
由来・起源・制定
起源は、平安時代以前とされています。諏訪大社の祭神は五穀豊穣、狩猟・風・水・農耕の神として古くから信仰されており、それらを祈願するものであったと推測されます。江戸時代以降は、宝殿の造営(建て替え)と御柱の曳き建てが行われています。
▼ 続きを読む行事や風習・慣習、季節に関する事項
行事は大きく「山出し」と「里曳き」に分かれ、それぞれ4月と5月に行われます。「山出し」は、木を伐りだし山の下まで運びますが、途中崖に近い急斜面を「木落とし」します。「里曳き」は木を人力のみで曳いて街道を運びます。
建御柱の前後に本来の式年祭と言える宝殿の造営が行われますが、一般には取り上げられることがあまりありません。これは御柱の曳行と建立が氏子の奉仕によって行われるのに対し、宝殿の造営と遷座は、諏訪大社神職が中心となって執り行う行事であるためです。
お金に関する事項
祭りの詰所やお神輿にお祝い金を包む場合、相場は3,000円から1万円とされており、迷う場合は5,000円ぐらいで良いかと思います。
また、お祭りの際に神社にお金やお供え物を納める場合、1,000円~1万円が目安だとされています。
のし紙・掛紙の水引や表書について
祭りの詰所やお神輿にお祝い金を包む場合、お金包みは赤白の水引で「花結」が基本で、表書は「御祝儀」などとします。水引下段の名入には氏名や会社名を記入します。お酒などの品ものを渡す場合も、赤白の「花結」ののし紙に表書は同じく「御祝儀」とします。
お祭りの際に神社にお供え物を納める場合、のし紙の水引は赤白の「花結」で、表書きは「奉納」とするのが一般的です。名入には寄進をする人の氏名を水引の下段に入れます。お金を納める際のお金包みも同様とします。
その他の事項(宗教に関する事など)
神社にお参りをする際は、まず鳥居で一礼し、参道の端を歩きます。手水舎で手と口、体の外と内を清めます。神前の賽銭箱の前まで来たら鈴を鳴らし、お賽銭を入れて二礼二拍手し、手を合わせてお祈りします。その後一礼して神前を離れ、鳥居をくぐって出た後、振り返って一礼します。
▼ 続きを読む脚注
(注1)式年祭:決められた期間ごとに行われる祭祀のこと。
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