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冠婚葬祭WEBマナー辞典


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法人の行事・イベント

年始回り(ねんしまわり)

出典:IBC冠婚葬祭辞典

年始回りとは、新年の挨拶のために、取引先などを回ることを言います。単に「お年始」とも言います。 個人でも親戚や知人・友人をまわることがあります。

日付や時期

個人の場合、年始回りに伺うのは松の内までとされており、元旦は避けるべきとされています。企業や法人の場合は、相手先の仕事始めを確認してから予定を立てますが、仕事始めの日や最初の2、3日は、相手先もお年始その他で忙しく、避けたほうが良いかもしれません。企業の場合でも、なるべく松の内までに挨拶をしたほうが良いとされています。

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由来・起源・制定

元々は、農村の風習(注1)、慣習(注2)でしたが、江戸時代に商人が手土産を持って得意先に新年の挨拶をする習慣が生まれ、それも「お年始」と呼ばれるようになりました。

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贈答品などについて

一般的にお年始に伺う相手先には、「お年賀」と称する手土産を持参します。縁起担ぎの品や干支にちなんだお正月らしいものの他に、お菓子や日用品が一般的で、タオルやコーヒー・紅茶などの消耗品が無難とされています。重要な関係のお客様には、カタログギフトなどを贈ることもあるようです。

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お金に関する事項

企業がお客様などを訪問する場合の手土産は、配る数も多いことから、数百円から500円以内が一般的です。

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返礼やお返しについて

一般的には、お年賀のお返しは不要とされています。

のし紙・掛紙の水引や表書について

お年賀には通常、のし紙をかけます。 のし紙は赤白の「花結」(5本または7本)のお祝い用のデザインを選び、「御年賀」または「御年始」と表書をします。 近年では「賀正」や、商品名そのもの「御多織留」(おたおる)と書くこともあります。

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脚注

(注1)風習:土地ごとに存在する社会生活上の習わしやしきたり。
(注2)慣習:ある社会で歴史的に成立・発達した、伝統的な行動様式。

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